【海外市場の注目ポイント】7月の米消費者物価指数など
日本時間午後9時半に7月の米消費者物価指数が発表される。総合の大方の予想が前年比2.8%上昇、コアの大方の予想が前年比3.0%昇となっており、総合、コアとも、前年比の伸びがそれぞれ前月の2.7%上昇、2.9%上昇から加速するとみられている。6月の米消費者物価指数では、玩具や家電といった輸入依存度の高い品目でトランプ米政権の関税引き上げの影響が表面化し始めていた。トランプ米政権の関税引き上げ前の低関税水準で積み上げられた在庫が時間の経過とともに消化されてきていると考えられ、7月の消費者物価指数が予想を上回る結果になれば、米連邦準備理事会(FRB)の早期利下げ観測が後退し、ドルが買われる可能性がある。
また、日本時間午後6時には8月の独ZEW景況感指数も発表される。大方の予想は39.5となっており、前月の52.7を下回り、4カ月ぶりに低下すると見込まれている。
さらに、このあとの海外市場では、米FRB関係者の発言も予定されている。日本時間午後11時にバーキン米リッチモンド地区連銀総裁が講演、同午後11時半にシュミッド米カンザスシティー地区連銀総裁が講演することになっている。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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