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ダウ平均、方向感のない展開 米中協議は明日も継続 アップルが下落=米国株概況

株式 

NY株式9日(NY時間16:27)(日本時間05:27)
ダウ平均   42761.76(-1.11 0.00%)
S&P500    6005.88(+5.52 +0.09%)
ナスダック   19591.24(+61.29 +0.31%)
CME日経平均先物 38325(大証終比:+215 +0.56%)

 きょうのNY株式市場、ダウ平均は横ばい。IT・ハイテク株は買いが優勢となり、ナスダックは上昇。ただ、全体的には方向感のない展開となった。

 本日は米中協議がロンドンで行われていたが、明日も協議継続となった。米国側は、中国からレアアース輸出規制緩和の確約が得られれば、対中輸出規制の解除に前向きな姿勢を示唆しているとの報道も伝わっていた。

 先週の米雇用統計を受けて市場には安心感が広がっている模様。雇用の鈍化は続いているものの、底堅さも示されていたとの判断のようだ。米株価指数は2週連続で上昇し、S&P500は6000を回復。2月の最高値まで3%を切っている。

 ストラテジストは「市場のメッセージは依然として概ね前向き。特に景気循環株(シクリカル)の堅調な推移は重要なサイン。経済指標は全体的に弱めかではあるが、市場はそれをやり過ごしているようだ。ディフェンシブよりもシクリカルが新高値を取っており、経済は概ね良好と判断しているのだろう」と述べている。

 このところの株高を受けて、S&P500の年末の見通しを上方修正する動きが相次いでおり、本日も米大手銀のストラテジストが、従来の5800から6300へ上方修正した。現行水準から5%高い水準。

 今週もイベントが盛り沢山で、本日はアップル<AAPL>が年次開発者会議(WWDC)を開催していた。ただ、同社株はイベントが始まってから、売りが優勢となりマイナスで終了している。iOSなどの各種OSのインターフェース刷新と、年次ベースの新しいブランド体系を発表していたが、AI関連の目立った発表もなく、投資家には物足りなかったようだ。

 経済指標では今週、5月のインフレ指標が発表。水曜日に消費者物価指数(CPI)、木曜日に生産者物価指数(PPI)が予定さっれている。市場は、現在の関税水準がどの程度、経済に波及しているかを探っているが、現段階ではCPIにまだ大きな影響は出ていないと見られている模様。FRBは、来週のFOMCに向けて委員が発言を控えるブラックアウト期間に入っているが、FRBの利下げへの慎重姿勢に変化はないものと見られている。

 衛星ブロードバンドのエコスター<SATS>が下落。同社が連邦通信委員会(FCC)による一部の無線および衛星スペクトラム権の審査を受けて、破産法の申請を検討していると報じられた。

 イスラエルのオンライン証券、イートロ<ETOR>が大幅高。複数のアナリストが投資判断を「買い」または「中立」でカバレッジを開始。

 ロビンフッド<HOOD>とアップロビン<APP>がともに下落。両銘柄はS&P500の算出銘柄への採用が期待されているが、S&Pダウジョーンズが先週金曜日の四半期見直しで、採用銘柄の変更はしなかったことが嫌気されている模様。

 不動産売買のデジタルプラットフォームを提供するオープンドア・テクノロジーズ<OPEN>が大幅安。7月28日の臨時株主総会で、株式併合を提案する予定だと発表した。

 ジョビー<JOBY>やアーチャー<ACHR>など空飛ぶタクシーを手掛ける銘柄が大幅高。トランプ大統領が米国内でのドローンの開発・商業化・輸出を推進する大統領令に署名したことが背景。

 ワーナー・ブラザース・ディスカバリー<WBD>が取引開始前に、税制上優遇される形で同社を2つの上場企業に分割する計画を発表。序盤は株価が上昇していたが、終盤に下げに転じた。

 クアルコム<QCOM>は、英同業アルファウェーブの買収で合意した。約24億ドルで買収し、AI関連技術を拡大する。

 次世代原発を手掛けるオクロ<OKLO>が上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価を71ドルに設定した。

 AMD<AMD>が上昇。アナリストが投資判断を「中立」に引き上げ、目標株価を従来の100ドルから120ドルに引き上げた。

エコスター<SATS> 15.99(-1.49 -8.52%)
イートロ<ETOR> 75.97(+7.27 +10.58%)
ロビンフッド<HOOD> 73.40(-1.48 -1.98%)
アップラビン<APP> 383.60(-34.29 -8.21%)
オープンドア<OPEN> 0.57(-0.11 -16.70%)
ジョビー<JOBY> 9.23(+1.11 +13.67%)
アーチャー<ACHR> 11.26(+1.07 +10.50%)
ワーナー<WBD> 9.53(-0.29 -2.95%)
クアルコム<QCOM> 155.41(+6.17 +4.13%)
オクロ<OKLO> 54.26(+3.97 +7.89%)

アップル<AAPL> 201.45(-2.47 -1.21%)
マイクロソフト<MSFT> 472.75(+2.37 +0.50%)
アマゾン<AMZN> 216.98(+3.41 +1.60%)
アルファベットC<GOOG> 177.63(+2.92 +1.67%)
アルファベットA<GOOGL> 176.09(+2.62 +1.51%)
テスラ<TSLA> 308.58(+13.44 +4.55%)
エヌビディア<NVDA> 142.63(+0.91 +0.64%)
メタ<META> 694.06(-3.65 -0.52%)
AMD<AMD> 121.73(+5.54 +4.77%)
イーライリリー<LLY> 773.71(+3.83 +0.50%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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