反発、10月以降の生産枠引き上げ幅は限定的=NY原油概況
NY原油先物10月限(WTI)(終値)
1バレル=62.26(+0.39 +0.63%)
石油輸出国機構(OPEC)プラスの主要8カ国が10月から日量166万バレル規模の自主減産の解消を始めることで合意したものの、毎月の生産枠の引き上げ幅が日量13万7000バレルと、8月や9月の日量54万7000バレルと比較すると限定的であることが週明けの相場を押し上げた。ただ、サウジアラビアが10月の公式販売価格(OSP)を全ての地域で引き下げたことは重し。主要油種アラブライトのアジア向け価格は1ドル引き下げられた。市場予想のOSP引き下げ幅は0.60ドルから0.90ドルだった。
時間外取引で10月限は上昇。一時63.34ドルまで上げたが、通常取引序盤にかけて失速すると61.95ドルまで上げ幅を削った。ただ、その後はプラス圏を維持して引けた。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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