ドル、カシュカリ総裁の発言に反応も 様子見から利下げに傾斜か=NY為替
その後、ドル円は147.40円近辺での推移となっている。全体的には様子見の展開となっており、ドル円も147円台での上下動に終始しているものの、NY時間に入ってややドル売りの動きも出ている。
先ほどカシュカリ・ミネアポリス連銀総裁の発言が伝わり、近い将来の利下げ再開の可能性を示唆したことが材料視されているようだ。総裁は「経済は減速しており、年内2回の利下げが妥当となお判断している」と述べていた。今週はデーリー・サンフランシスコ連銀総裁も、早期の利下げが可能との見方を示していた。
金曜日の驚きの米雇用統計を受けて、FRB内でも意識がこれまでの「様子見から利下げ」に傾いているのかもしれない。短期金融市場では9月の利下げ確率を90%程度で織り込んでいる。
USD/JPY 147.40 EUR/USD 1.1625 GBP/USD 1.3329
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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