【海外市場の注目ポイント】英中銀スーパーサーズデーなど
きょうは、日本時間午後8時に英中銀の金融政策委員会(MPC)の結果や議事録に加え、金融政策報告も発表され、さらに同午後8時半にはベイリー総裁の会見も行われるスーパーサーズデーとなっている。市場では政策金利は現行の4.25%から4.00%に0.25%引き下げられることが確実視されている。0.25%の利下げは織り込み済みで、声明や票の分かれ具合、金融政策報告、ベイリー総裁の会見が焦点になっている。ベイリー総裁は7月14日に「雇用市場が中銀の想定以上の速さで悪化した場合には、より大幅な利下げに踏み切る可能性がある」と述べていた。7月17日に発表された英雇用統計で3-5月の失業率は2-4月から予想以上に上昇、6月の被雇用者が予想以上に減少していた。こうした英雇用情勢の悪化を受け、0.50%の大幅利下げを支持するメンバーが複数いるようであれば、ポンドが売られる可能性がある。
また、このあとの海外市場では、欧米の中銀関係者の発言も予定されている。日本時間午後5時に欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのレーン・フィンランド中銀総裁が挨拶、同午後10時にレーン・フィンランド中銀総裁が講演、同午後11時にボスティック米アトランタ地区連銀総裁が講演することになっている。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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