アジア株上昇、過度な懸念が緩和 台湾TSMC上場来高値、トランプ半導体100%関税から除外
アジア株上昇、過度な懸念が緩和 台湾TSMC上場来高値、トランプ半導体100%関税から除外
東京時間11:03現在
香港ハンセン指数 24970.56(+59.93 +0.24%)
中国上海総合指数 3636.60(+2.60 +0.07%)
台湾加権指数 24005.73(+558.37 +2.38%)
韓国総合株価指数 3217.65(+19.51 +0.61%)
豪ASX200指数 8838.10(-5.57 -0.06%)
アジア株は軒並み上昇、トランプ関税への過度な懸念が緩和。
トランプ米大統領は輸入する半導体に100%関税を警告したが、米国に生産拠点を移転する企業は対象外だとしている。韓国サムスン電子やSKハイニックス、台湾TSMCが対象外となる。
トランプ氏は制裁対象であるロシアから原油を購入しているとして、インド製品に対し25%の追加関税を課すと発表、既存の25%関税と合わせて計50%になる。また、中国に対してもロシアから原油購入すれば関税を課す可能性があると述べた。ただ、ナバロ米大統領上級顧問(貿易・製造業担当)は対中関税引き上げで自国を傷つけるような事態に陥りたくない。我々はロシアと中国の関係を監視しているが、直ちに行動を起こす予定はないと述べており、米中関係の悪化は避けたいようだ。
米中対立への警戒感から上海株と香港株は上値が重い。豪州株はきのう史上最高値を更新したことから利益確定売りに押されている。
台湾株は大幅上昇、昨年7月以来の高値をつけている。台湾政府がTSMCはトランプの半導体100%関税の対象外だと発表したことで安堵感が広がっている。聯発科技や日月光投資控股、世芯電子、祥碩科技など半導体関連が総じて上昇。TSMCは4.9%高、上場来高値をつけている。韓国市場でもサムスン電子やSKハイニックスなどハイテク関連が総じて上昇している。

執筆者 : MINKABU PRESS
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